人間に与えられた創造の力/ギフトは、時間という宿命(死)を超えて存在し得るモノに、再生と復活の祈りを託しました。
それは、この先のはっきりとは分からない地図の上で見えざる回路の役割を与えられ、万物流転の過去、現在、未来への十字路に置かれているのです。
わたしたちは知っています。いまここに在るモノを通して、流転と往還の果てに見える風景/イデアを描くことができることを。
十字路の入り口で、遥かなる道をたどり受け継がれたモノへ託された想いに寄り添い、次へ手渡すことがわたしたちの使命です。
鎌倉駅からバスで約10分。
鎌倉八幡宮「三の鳥居」を右に折れ、金沢街道を進み、次第に山々に囲まれた緑深い地域へと入って行く。バスを降りて、川に掛かる橋を渡り急な階段と坂を上り切った先に、この付近には似つかない瀟洒な建物が現れる。
それが、Quadrivium Ostiumだ。
鎌倉の「谷戸」と言われる谷の上に、隣家以外は、崖の緑と空しか見えない立地は、天空に浮かぶ家のようにも見える。
ギャラリーのオープンは2021年10月。
オーナーの黒田夫妻は、所有する古美術や美術品を生かした暮らしを実現するために、自宅の設計を依頼。ギャラリーは、改装することなくそのまま一階を転用して利用し、夫人がオーナーとして運営している。
夫妻の美術品に対する考えは独特なのかもしれない。
美術コレクションを生活のしつらえとして住空間に飾り、桃山時代の茶碗で毎日抹茶を点てる。生活の中で、美術品をさり気なく使い愉しむ。
もともと住空間であるスペースを開放したギャラリーは、家具などの調度品と共にアート作品が展示されている。
アーティストにとっては、このギャラリーで展覧会を開くことは、ひとつの挑戦となっている。
もしかすると、それがアートの本来のあるべき姿なのではないだろうか。
此処には、そんな世界が広がっている。
鎌倉宮
杉本寺
報国寺
ギャラリーの建つ奥鎌倉は、観光地である鎌倉とは少々趣の異なる地域。
古道の朝比奈峠や浄妙寺、報国寺など古刹が点在し、原始鎌倉の雰囲気を醸し出す。
木々や草花の緑と空の青さが織りなす自然のままの風景。
アート作品で心満たされた後は、周辺を散策して自然に癒されていただきたい。
バスでお越しの場合
- 鶴岡八幡宮側の【東口】【4番のりば(鎌23 鎌倉霊園正門前太刀洗ゆき/鎌24 金沢八景ゆき/鎌36 ハイランド循環)】どのバスでもご乗車いただけます。 平日だと、約10~15分間隔で発車しています。
- 【泉水橋】バス停で下車(乗車時間約10分:お彼岸、行楽時期は渋滞あり)。
- バス停から徒歩約5分 バスの進行方向にある【魚屋】さん前の交差点信号を渡ってください。 渡ったら【右】に【川沿いを】鎌倉駅方面に戻ります。 すると、川向うに【日本キリスト教団 泉水教会】の看板が見えます。 教会のところまで来たら、川にかかる【虹の橋】を渡り、目の前の階段を上ってください。 階段を登りきったら、さらに右手の坂道を上ると、丘上に3軒家があり一番奥の建物です。(階段がキツイ方は左手の教会裏の坂道で住宅地を迂回するルートもあります。)
- バス停からは、階段62段+急坂道を上ります。 ご不安な方は、駅からタクシーのご利用をおすすめします。 タクシーの運転手さんには住所と「浄明寺の泉水教会の虹の橋を渡って丘の一番上まで行ってください。」とお伝えください。
自家用車でお越しの場合
- ギャラリーの駐車場は2台までご利用いただけます。事前に車の旨をお伝えください。
- 「虹の橋」を渡り、泉水教会裏手の坂道を上り、カーブを曲がったらすぐ右手の道に入ってください。 突き当たりの右側に階段があるところに出たら、そのまま直進して更に坂道を上ってください。 (坂道入口の段差にご注意ください) 道幅の狭い急カーブの急坂道のため、車体の長い大型車は曲がり切れない可能性がございます。 ご不安な場合は、坂下の教会の向かい側にあるコインパーキングのご利用をおすすめします。 (タクシーや宅配便のバンは上がってこれられます。
- mi-mollet(ミモレ)ブログ、河合さくら「鎌倉の里山暮らし」【地元民の鎌倉歩き】春を訪ねて奥鎌倉へ⓶天空のギャラリーで古美術と現代アートのマリアージュ、浅煎り自家焙煎コーヒーでほっとひと息、器と雑貨のお店で「好き」探し!(2024年3月18日)
- 鎌倉のひとに学びつながる(後編)(2024年3月16日)
- 鎌倉のひとに学びつながる(前編)(2024年3月15日)
- 朝日新聞「無名の「日曜画家」作品展、30日から 鎌倉のギャラリー」(2023年11月27日)
- 鎌倉FM「KAMAKURA GOOD MORNING STATION」(2023年11月4日)
- IGNITE「奥鎌倉の古美術ギャラリーで風景画家・岩﨑恒男氏の個展開催。「日曜画家」の埋もれた作品に光を当てる」(2023年10月31日)
- タウンニュース鎌倉版 人物風土記「10月26日~遊牧民族のコレクション展を開催する黒田 幸代さん」(2023年10月20日)
- タウンニュース鎌倉版「浄明寺の古美術ギャラリー 遊牧民族のコレクション展」(2023年10月19日)
- 鎌倉経済新聞「遊牧民の祈り込めた毛織物キリム展 鎌倉の古美術ギャラリー」(2023年10月16日)
- SHONAN garden「「祈りのかたち」酒井忠宣・遊牧民キリム&部族絨毯コレクション展を開催」(2023年10月4日)
- 鎌倉経済新聞「古典技法を用いて描く現代アートと古美術のコラボ展 鎌倉のギャラリーで」(2023年6月26日)
- 鎌倉経済新聞「鎌倉の古美術ギャラリーで「こちら未来」 現代美術作家とコラボ展」(2023年5月1日)
- ギャラリーの建物がA’DESIGN AWARD 2022-2023「Bronze」を受賞(2023年4月15日)
- ギャラリーの建物が第64回神奈川建築コンクール「優秀賞」を受賞(2022年11月15日)
- 鎌倉経済新聞「鎌倉の古美術ギャラリー、「タイトルのない絵画」展示販売へ」(2022年9月22日)
- 楽活ウェブマガジン「古都鎌倉にある古美術ギャラリー「Quadrivium Ostium」を訪ねて、古美術とのつき合い方、楽しみ方を伺いました!」(2022年7月14日)
- BSテレ東「突撃!隣のスゴイ家」(2022年5月13日)
- 鎌倉エフエム「みんなのアカデミア」(2022年3月5日/12日/19日/26日)
- FMヨコハマ「SHONAN by the Sea」B3PO (2022年2月27日)
- 朝日新聞「古美術、手に取ってこそ 鎌倉の自宅ギャラリーから発信」(2022年2月21日)
- BS朝日「渡辺篤史の建もの探訪」(2022年2月20日)
- テレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪」(2022年2月5日)
- 100%LiFE「生活感の薄い非日常的空間 ギャラリー的空間からギャラリーのある住宅へ」(2022年1月10日)
- J:COMチャンネル神奈川エリア「LIVEニュース~鎌倉~」(2021年11月12日)
- 鎌倉経済新聞『鎌倉に古美術品に触れられるギャラリー まるで「天空に浮かんだ」自邸を開放』(2021年10月11日)
- I’m home. no.110(2021年3月号)商店建築社「好きなアートに囲まれた家:芸術と空間が溶け合うアートギャラリー」(建物が紹介されました)
- 新建築 住宅特集(2020年5月号)「土間・縁側─関わりを育む日本の住まいの潜在力:鎌倉浄明寺の家」(建物が紹介されました)
〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺5-4-32
Tel:080-5430-6641 (黒田)
Mail:s.kuroda@quadriviumostium.com
水曜定休・ほか不定休
営業時間 11:00〜17:00